東京都檜原都民の森 『三頭沢と野鳥のコース』に行ってきました!
まずは森林館という場所からスタートの『三頭大滝コース』です。
ここは、ウッドチップが敷き詰められていて、子供でも歩きやすいかと思い・・・4歳児を連れていってまいりました。スタートは順調です。ちょっと階段があるくらいで、行きかう人々も気軽に挨拶する感じです。
真新しいウッドチップもこけたら多少刺さりそうなくらいで、フカフカしているので子供は大喜び!!
男性がサンダルを履いたカップルがいたのですが、足の裏にウッドチップが刺さるとのことで、雰囲気もトゲトゲしくなっていました。サンダルはやめた方がいいです。
『三頭大滝コース』という道らしく、滝まで行って帰ってくるという往復コースです。森林セラピーもでき、お年寄りや小さな子供連れの方にも安心して利用出来るコースです。道幅も広く、危険なところもなかったです。
可愛らしい花も咲いていました。
このウッドチップの道が30分ぐらい行くと滝が見えてきます。
滝はつり橋から見ることが出来ます。
つり橋の先は行き止まりなので引き返して、森林館に戻るのが正しい『三頭大滝コース』です。
※本当危険なので子連れやお年寄りを連れてこれ以上は進まないでください
しかし、私は考えが足りず・・・『本日は夫婦できており、体力にも余裕がある』と最低な判断をし、この階段先の『三頭沢と野鳥のコース』に行き周遊する感じで森林館に帰ろうか!!ということにしました。
チャワンタケなど、高尾山ではあんまり見られないキノコもあり、楽しくなってきました♪
この時はまだ景色を見回す余裕がありました。
息子も、沢沿いを歩くので水に触れて大喜び!!水もとってもキレイで冷たくて気持ちよい!
ただ、水遊びをしすぎると、日が暮れてしまうので、早く登ってしまおうと思い川沿いを登っていきます。
『・・・・』
この辺りで異変を感じはじめました。
この『三頭沢と野鳥のコース』キツくない?
ハイキングコースにしては・・・
鬱蒼としてきました・・・
『・・・・』
終わらない川沿いの道に飽きてきた息子
仕方なく抱えあげたりして、なんとか川沿いを登りきる。この登りきった場所に休憩所があり、体力の消耗に耐え切れず、3人でオニギリムシャムシャ・・・。
近くにある地図と対話して独自の解釈をする息子
『ここが駐車場だね!!早くいこ』
独自の解釈どころか、4歳児で地図を把握し、ゴール地点である駐車場を指していました。恐るべき空間把握?能力です。
それから川沿いを登りきったものの、続く急な登山道・・・
急登なので、息が切れて写真もブレブレに。
主人は余裕がありましたが、この時点で戻った方がいいのでは・・・と迷いだす私
ここ本当にちゃんとした道なの?狭いけど・・・。ハイカー向けなの?と迷いだしていたら、野鳥観察小屋が見えたので道はあってる様子。『標高あるね~』と話してた主人を尻目に、もう標高うんぬんより明るいうちにこの辺りから無事に生還しなければ・・・と眉間にシワがより始めました。
しばらく登った後、今度は下り始め、かなりの急勾配に。しかもせまい。
ズボンがずり落ち具合から焦りを感じ取れると思います。上のドジっ子長女を連れてきたら、いろんなフラグが立ちまくるところでした。危ない。
しばらく行くと『回廊の道』という場所ににつきました。やった!!木の橋で安全だ!!と思ったのも束の間・・・歩き出すと足元に異変が・・・
『ん?板なのに足がめり込んだ・・・』
板・・・腐ってる・・・
まともに立って歩くのが怖いので中腰です。
主人と相談の結果、体重で落下しそうなので離れて歩くこと、万が一踏み外してもどうにかなるように、斜面に近い端を歩くことを決めて慎重に進んでいきました。
ここって本当に通行可能なの?大人二人が一緒に歩いたらそのまま落ちそうだけど・・・と思いながら進むと、新しい木材を切っている修理箇所がありました。どうやら修復を進めているようです。
残念ながら橋の腐食レベルに全く追いついていません。
その腐食レベル20くらいの木の橋を渡り終えると・・・
細い急勾配の下り・・・。
だっこも危ないですが、一人で歩かせられる道ではないので仕方なく主人と交代しながら抱っこ。
主人も『何のバツゲームだ・・・』言い出す危険さ。
このヘアピンカーブの道を5回?位繰り返したら見えてきた・・・
巨大なサルノコシカケ。
大好きなキノコですが、正直今はキノコよりゴールのほうがよかった。
それから道幅が徐々に広くなり休憩所があり一休み!!やっと息子を歩かせられる道にでました!息子と手を叩きあって大喜び。
ゴールの気配を感じた私と、一気にテンションの高くなった息子は手をブンブンして大喜び。
最初の森林館を通り過ぎ、最後にトンネルをくぐって・・・
ゴーーーーーーール!!!
今回の敗因は『三頭大滝コース』までで引きかえさなかった事です。
もう本当、無事に帰れてよかったです・・・。
大人だけで行っても滑落要注意箇所が多く、事前の下調べの重要さを痛感しました。本だけではなく、実際行った人の記録をもっと検索して参考にすべきでした。そして子連れ登山で行ったことない山は絶対に行かないと心に誓った日になりました。子連れで2~3時間、子供と最低限安全に行ける山をゆっくり探そうと思います。
いつも行っている高尾山がどれだけ整備されて優しさに溢れている山か痛感しました。
高尾山ありがとう。